法隆寺宝物館 ー 東京国立博物館 |
数ある上野の美術館の中で、
一番好きな場所。
法隆寺宝物館。
谷口吉生設計。
建物にも、中の展示物にも
毎回感動する。
昨日は、我が家に泊まりに来ている
友人のフランス人アーティスト、
Véronique Joumard
と近所の根津美術館に行こうかと話していた。
が、朝から雨降り。
根津美術館は、庭園も楽しみたいので、
予定を変更し、あれこれと美術館を検討。
東博の法隆寺宝物館を提案すると、
行ったことがないという。
私は、1年ぶりに訪れた。
本館や平成館(特別展)に比べ、
宝物館は、相変わらずひっそりとしている。
両サイドが抜けた門型の空間に向って進み、
次いで、御影石のアプローチから正面ファサードへ。。。
目地排水により完璧なまでに平らで、
雨にぬれた御影と矩形の浅い池が一体化し、
まるで水の上を歩いてエントランスに近づいていくよう。。。
内部空間もリズミカルなシークエンスに満ちている。
そして、展示物。
展示方法の美しさが、コレクションの素晴らしさを際立たせている。
特に私が好きなのは、一体一体、ケースに入った観音菩薩像が
暗闇の中に浮かぶ第2室と、
光背のみが集められて展示されている、
少々、マニアックな壁面。
そして、金工の香炉や搭型、または入れ子になった入れ物などなど。。。
宝物館を楽しみ、谷中を散歩しながら
SCAI THE BATH HOUSE
をちょっと覗いて、
午後のプロムナードを終えた。。。