銅釜が賑わう |

「銅釜が賑わう」
=生活が豊かであること(『広辞苑』より)
銅鍋作家の伊藤祐嗣さんから、
素敵なお葉書が届きました。
3年前、岐阜の画廊 光芳堂での展覧会のお知らせを
友人の美術作家、日比野光希子さん(伊藤さんのご友人)からいただきました。
光芳堂といえば、篠田桃紅などの日本画家や陶芸作家の作品などを展示する
画廊ですが、ハガキには、とっても美味しそうなパエリアの写真!
パエリアが入っているのは、美しい銅鍋!
東京への転居が決まっており、
モノは増やさない!と決めておりましたので、
決意して展覧会場へ向かいましたが。。。
入り口がスペインの雰囲気!
ジュージューという音とえも言われぬいい香り。。。
伊藤さんが画廊の外でパエリアを作っていらしたのです。
もちろん自作のパエリア鍋。
そして、ブイヨンが入っているのは、寸胴の銅鍋!
温暖化の影響で、今は千葉でとれるという伊勢エビやヒラメをご持参で、
すべて伊藤さんの手料理がオープニングパーティーのご馳走でした!
そして。。。
パエリア鍋を買ってしまいました。
我が家の他の料理器具に雰囲気があうように、
行平鍋のようなエッジをシンプルなタイプにお願いして注文!

伊藤さんのレシピをいただき。。。
明石の漁師さんから直送してもらったタコ丸ごと1匹!とセロリでブイヨンをとり、
フランスから半冷凍で輸入されたムール貝でパエリアを作ってみました。
伊藤さんご自身がお料理をされるので、
プロ用器具のような雰囲気を醸し出しつつも
素人に大変使いやすいのが特徴だと思います。
軽くて、火のまわりがよく、
本当に美味しいお味に仕上がるのです。
そして、東京藝術大学ご出身の作家さんですから、
芸術的な美しさも。
重いお鍋がもう持てないと言っていた母(来週82歳になります)に、
片手鍋を作っていただきました。
「使いやすいし何でも美味しくできる!」と大絶賛でした。

昨日から展覧会が始まりました。
今回は、 鍋類43点、酒器類31点、燭台5点、箸置き32点を
展示されるとのこと。
午後2時以降は、伊藤さんもいらっしゃることが多いそうです。
是非、いらしてみてください!
工芸 いま
東京都中央区銀座 7-17-5
電話:03-3542-5707
営業時間 午前11時~午後7時
都営大江戸線 築地市場駅A3出口徒歩2分
都営浅草線&東京メトロ日比谷線 東銀座駅徒歩4分
