LED(ブルーライト)の危険性 |

今朝、ブルーライトおよび人工光が心身に及ぼす影響についての
シンポジウムがあるという情報を得て、
急遽、午後から参加した。
空間の要素と心身の状態との関係は、
私のもう一つの専門である。
そして、もちろん、クリアリングとも大いに関係している。
空間の状態如何により、
心身がクリアになるかどうか、密接な関係があるからだ。
照明の質、特に蛍光灯、LEDがもたらす悪影響については、
幼少時(LEDはなかったが)から感じていた。
そのあたりは、以前、
『光と健康。。。蛍光灯』
に書いた通り。
それがなかなか人に伝わらないのを腑甲斐なく思っていた。
以前、リノヴェーションやインテリアコーディネートをする
クライアントの方で、理解されにくい場合には、
寝る前の1時間だけでも白熱灯に切り換えて下さいとお願いし、
場合によっては、ライトを貸し出すことにしていた。
夜にリラックスする暖かみのある光を体験して、
睡眠の質がよくなり、昼間も元気になるとご報告をいただく。
これは、サーカディアン・リズム(生体リズム・体内時計)が整ったことを
実感された証。
ここ数年、LED流行りであるが、
そのデメリットについては、あまり語られないことを疑問に思っていた。
世の中のカラクリのことを想像すればすぐに分かるが。。。
やっと!! ブルーライト・ハザードが着目され、
一般の人々に伝えるべく、メディアも取り扱うようになってきた!
照明としてのLEDのほか、テレビやパソコン、
スマートフォンのディスプレイに使われているLEDの
ブルーライトによると思われる害が、
数も増え、深刻化しているからだ。
今回、参加したのは、
ブルーライト研究会という、
主に眼科医の先生方による学術研究会主催のシンポジウム。
参加者は、他に、照明関係の方など、
そして、数社のテレビ局もカメラを回していた。
基調講演は、慶応義塾大学医学部眼科学教授、
坪田一男先生のお話。
ブルーライトハザードのほか、
私が大変興味深く思ったのは、
最近明らかになったと言う、
3つ目の光受容体。
この第3の視細胞は、視覚中枢を経由しないで、
直接サーカディアンリズムを司る視床下部に
働きかけるというのが驚きである!
つまり、失明したとしても、そのリセプターが存在する限り、
サーカディアンリズムに関与しているので、
眼球は温存しておくべきだというのだ。
その後、カリフォルニア大学で人工光源の研究をされている
Charles E. Hunt教授による
人工光源のベネフィットとハザードのお話し。
などなど。。。
専門的ではあるが、非常に有意義な3時間だった。
次回は、
ブルーライトのメリット&デメリット、
日常で気をつけられるポイントをまとめたい。
写真は、Aoビルのウォール。
ある日、少々疲労気味でエレベーターから降り、
このスペースに来て、ブルーをからだが吸い込み癒された。。。
タイトルとは、矛盾いたしますが。。。
残念ながら、今は、この面にフロア案内など、
文字や写真だらけになっている。
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