春の苦み ー蕗の薹のエテュヴェ |

季節の変わり目は、デトックスに適した時期。
冬の間、じっとエネルギーを蓄えた春の野菜には、
力が溢れている。
冬の間は、代謝が落ちるように思えるが、
実は、体温を上げるために一年のうちでも代謝が最も上がる季節。
同時に、当時をピークに、陰のエネルギーにも満ちている。
春になり、夏至に向って、陽のエネルギーが強くなる。
冬の間に滞った不要物を排出するのに有効なのが、春の野菜に含まれる苦み。
ほろ苦く、香り高い山菜には、
抗酸化作用のあるポリフェノールやヴィタミンが豊富に含まれる。
山菜は、下処理が面倒だというイメージを持たれるが、
素揚げやさっと塩茹でにして、良質のオイルをかけるなど、
手軽にいただいている。
写真は、ふきのとうのエテュヴェ
エテュヴェとは、素材自体の水分を利用して、
蒸し煮にすること。
洗って水を切ったふきのとうを鍋に入れ、塩を振りかける。
火にかけ、好みのオイルを回しかけ、
蓋をして蒸し煮にする。
今回は、オリーブオイルで。
あっという間に出来上がるので、蓋もいらないくらい。。。
オイルと塩は、是非とも良質かつお好みのものを!
塩とオイルが苦みを引き出すとともに、甘さに変えてくれる。
山菜は、季節を感じながら、香りや味を楽しみ、
デトックスできる、最高の食材☆