川越の黒漆喰 |
リサーチ&打ち合わせのために訪れた川越市。
帰りに蔵造りの街並みを散歩した。
蔵のほとんどは、黒漆喰だった。
漆喰の中でも、最も仕上げに手間がかかる贅沢な工法。
黒漆喰は、菜種油を燃やして取った油煙を漆喰に混ぜて漉した「黒のろ」と呼ばれる塗料を表面に塗り込んで仕上げたもの。
通常の漆喰で仕上げた後、
これをごく薄く壁に塗り、
その後、絹で磨き、
砥の粉で水分を取り、
最後は素手で磨き上げる。
今は、ほとんどの1階部分が店舗となり観光地化されていた。
蔵は美しい状態で保存されているものが多そうだが、
店宣伝のための幟やポスターが少々残念。
写真は、上部のみ。
金沢の東茶屋や長浜の黒壁街でも残念に思ったが、
川越の方がもう少し地味な宣伝で、好感がもてた。
2週間後、再度、訪ねる予定なので、
もう少し時間をとって歩いてみたい。
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